(画像引用:58巻 573話「この時代の名を〝白ひげ〟と呼ぶ」)
頂上戦争で赤犬がエースを挑発した後、このように言っていました。
「〝自然系(ロギア)〟じゃいうて油断しちょりゃあせんか?」
「お前はただの〝火〟わしは〝火〟を焼き尽くす〝マグマ〟じゃ!!」
「わしと貴様の能力は完全に上下関係にある!!!」 と。
(セリフ引用:58巻 573話「この時代の名を〝白ひげ〟と呼ぶ」)
そう、悪魔の実にはその能力自体に同系列の上位と下位があったんですね。
上位互換、下位互換、上位種、下位種、まぁ言い方はいろいろですが、とにかく能力自体に優劣が!
尾田っち認定の公式上位互換の悪魔の実
SBS(単行本に掲載の読者からの質問コーナー)にて、尾田っちこと尾田栄一郎先生が回答しています。
丁度、ルフィがドフィを倒したときですね。
質問は、ドフラミンゴ側の幹部たちの能力は、バロックワークスの幹部たちの能力の上位種か?って内容でした。
これに対し尾田っちはこう回答しています。
「上位種は確かに存在しますが、今の所この4つくらいです。」
(引用:79巻 790話〝天と地〟SBS)
そして、以下の悪魔の実の組み合わせ(上から4つ)を紹介しているんですね。
※以下、黒字になっている悪魔の実は、それぞれの能力の説明のページにリンクしています。
マグマグの実 > メラメラの実
エース亡き後、サボが食べたメラメラの実。皆さんご存じ、元々はエースの能力でした。
冒頭にも書いたように、頂上戦争の一幕でマグマグの実の能力者である海軍大将の赤犬(サカヅキ)からメラメラの実の能力者であるエースに放った言葉が「わしと貴様の能力は完全に上下関係にある!!!」でした。
このとき初めて悪魔の実に上位互換があることが発覚したのでした。
〝サカヅキ〟は「わしは〝火〟を焼き尽くす〝マグマ〟じゃ!!」と言っています。
まぁ、実際にマグマが火を焼けるのかどうかという話は置いといて、子どものイメージ的には、なんかマグマの方が凄い感がありそうですからね。
ですから、物語り上はマグマグがメラメラの上位互換となります。
ヒエヒエの実 > ユキユキの実
元海軍大将青雉ことクザンのヒエヒエの実とドフラミンゴファミリーのモネのユキユキの実です。
先ほどお話ししたマグマグとメラメラはロギア系でしたが、このヒエヒエとユキユキもロギアです。
上位互換とは、ここでは上位に位置付けられた実の能力が、下位に位置付けられた実の能力を全て内包することかと思います。
そして雪も氷の一種ですから、氷であるヒエヒエの実が上位になるというのは納得です。
ブキブキの実 > スパスパの実
ドフラミンゴファミリーのベビー5のブキブキの実とバロックワークスのMr.1ことダズ・ボーネスのスパスパの実です。
スパスパの実は全身をいろんな刃物にすることが出来、ブキブキは全身をいろんな武器にすることが出来ます。
刀などの刃物ももちろん武器の範疇ですので、スパスパの能力で刃物化できることは、ブキブキでも可能です。
ブキブキが上位互換となることは明白で、とても分かり易い例ですね。
トントンの実 > キロキロの実
ドフラミンゴファミリーのマッハバイスのトントンの実と元バロックワークスのミス・バレンタインのキロキロの実です。
ブキブキとスパスパと同様、ドフラ一味とバロックワークスの構図ですね。
キロキロの実は1kg~1万kgまで自分の体重を自由に増減できる能力でしたね。
1kgになって傘を開いて風に乗り上昇し、1万kgになって落下し踏みつぶすって感じの攻撃。
一方バイスのトントンは、おそらく上限1万トンとキロキロの1000倍、そして下限はバイスが特に何の助けも借りずに浮いていることから限りなく0kg、なんなら浮力さえ得ることが出来てるんじゃないかと思います。
そして、重そうな錘を背負って浮いていることからも、その影響は自分の身につけているものにも及んでいるはずです。
いずれにしてもキロキロの1kg~1万kgはトントンの中に入りきるので、完全にトントンが上位互換となります。
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コレは上位互換では?って思う悪魔の実
尾田っちの公式認定は受けていませんが、これは上位互換でしょ?って悪魔の実がいくつがあります。
尾田っちが「今はこれくらい」と言った後に登場した能力なら十分その可能性はありますよね。
また「今はこれくらい」と言う前でも「あー、思いつかなかったけどそれもそうだね」ってのがあるかもしれません。
ドルドルの実 > ペロペロの実
元バロックワークスのオフィサーエージェント、Mr.3ことギャルディーノのドルドルの実とビッグ・マムの長男シャーロット・ペロスペローのペロペロの実です。
ドルドルは蝋で、ペロペロは飴で、自在にいろんなものを作り出すことができます。
どちらも硬質化しますが、ドルドルは鉄の硬度があるのに対し、ペロペロは鉄を混ぜないとそこまで高い硬度は得られなさそうです。
そして、どちらも熱には弱そうですね。
造形テクニックはペロスペローの方が高そうですが、実の優劣でいうとドルドルの方が上位種ぽいです。
しかしペロペロの実にはキャンディを体内へと侵入させ、呼吸を奪って命を奪うという技がありました。
(86巻 877話〝甘くない〟参照)
ドルドルの実では蝋の霧を降らせて、それを吸ってゾロ、ビビ、ナミの肺に入っていた事がありましたが、蝋でも飴と同じようなことも出来るハズ!
あと、ペロペロの実の技に〝アメウミウシ〟っていう、海上でビッグ・マムを乗せて進むアメの波がありました。
あれが、ぺロスのペロペロ独自の技なら、それはMr.3のドルドルでは出来ないでしょうから、ドルドル上位互換の線は消えますが、ホーミーズのような顔が付いてて喋っていることから、まず間違いなくビッグ・マムのソウルが入っているでしょう。
(87巻 879話〝ビッグ・マム「スイート3将星」カタクリ〟 88巻 882話〝四皇の想定外〟参照)
やはりドルドルはペロペロの上位種になるのではないでしょうか。
トシトシの実 > モドモドの実
最悪の世代の1人ジュエリー・ボニーの能力と映画のフィルムZに出てきたNEO海軍のアインのモドモドの実です。
ボニーのトシトシの実は管理人が勝手に名付けているだけで、まだ確定はしていませんが、可能性は高いかなと思っています。
ボニーの実の能力は自分でも他人でも自在に年齢を変えられること。
一方、アインは触れた相手を12歳若返らせることが出来る能力で、複数回触ればその分12ずつ若返らせることが出来ます。そして自分を若返らせることは出来ません。
ボニーの能力は若返らせることはもちろん老けさせることも出来ますし、おそらく年齢も自在かと思われます。完全にボニーの能力が上位互換ですね。
ただ、気になるのはモドモドは生き物だけでなく物に対しても効果がありますし、生まれる前まで若返らせると消滅させることが出来るということです。
果たしてボニーは物の時間もコントロール出来るのか、そして誕生する以前にまで達することは出来るのか・・。
この2つが可能であれば、完全にモドモドの上位種でしょう。
ズシズシの実 > フワフワの実
世界徴兵によって海軍に入り、いきなり大将となっている藤虎ことイッショウのズシズシの実と尾田っちが制作総指揮をした映画ストロングワールドの金獅子のシキのフワフワの実です。
藤虎の能力は明かに重力を操作しています。
物凄い重力を掛けたり、真横に重力を掛けたり、隕石を落としたり、そして逆に重力から開放し大量のガレキを空に浮かすこともやってのけています。
ところで、物を浮かすと言えばフワフワの実ですよね。
自分自身と触れた物を浮遊させることが出来ますが、他人を浮かすことが出来ません。
藤虎が自分に対して重力を開放することが出来るのかどうか分かりませんが、それが出来ればフワフワの実で出来ることは完璧にトレースできるので、上位互換と言っても良いのではないでしょうか。
シロシロの実 > ポケポケの実
最悪の世代の1人、カポネ・“ギャング” ベッジのシロシロの実と白ひげ海賊団6番隊隊長ブラメンコのポケポケの実(名称は管理人の予想)です。
シロシロの実は、自身の体があたかも城のようになっており、兵隊や武器がたくさん入っています。
外見は普通の人の状態で、中には広い空間があり、その中は構造すらも能力者が自由自在に操れ、自分も入りこむことができてしまい、また外界の影響を受けません。
そして、ひとたびその城から出た者や武器は、元の大きさに戻るため、基本的に大きくなります。
これと似た描写があるのがブラメンコの能力で、体についたポケットから自分の身体よりも大きそうな大槌を取り出しました。
ブラメンコの能力については、この描写があるだけでハッキリしない状態ですが、おそらくポケットの中になんでもしまい込める能力かと思われます。
ブラメンコの能力に他にどのような事が出来るのかは分かりませんが、ただ大きなものを体に入れ込んでおけるだけであれば、体内の構造を自由に操れるシロシロの実にも可能でしょう。
従って、シロシロの実がブラメンコの能力(ポケポケの実)の上位互換である可能性がありそうです。
モチモチの実 > ゴムゴムの実
ビッグ・マムの次男シャーロット・カタクリのモチモチの実と主人公ルフィのゴムゴムの実です。
ゴムゴムの実の特徴は皆さんご存じのとおり〝伸びる〟ことです。
そして、骨や筋肉やお腹など、なんでも伸びるので膨らますことが可能です。銃撃を受けても伸びますが貫通しません。
そしてモチモチの実も伸びてますし、全身餅なら、どこでも膨らますことが可能でしょう。
そしてやはり銃弾は貫通せず体が伸びるだけです。
更にモチモチは、分離することも出来ますし、ネチョネチョとくっつくので、トレーボルのベタベタの実の能力の一部も互換しているようにも見てとれます。
とにかくゴムゴムの上位互換ぽいのですが、最初はロギア系だったんですよね。
モチモチがロギアであることに違和感はありまくりだったのですが、それは置いといてロギアとパラミシアの互換はないなと思っていたのですが・・・
ジャンプでの掲載時はジンベイが「カタクリは自然系(ロギア)!!」と言っていたところ、コミックスでは、「カタクリは特殊な超人系(パラミシア)」に修正されていました(^_^; だったら、もうゴムゴムの上位互換かな~と思っていました。
(引用:86巻 863話〝義侠派〟)
そうこう思っていたら、とうとうモチモチの実の能力者カタクリ本人が、ルフィの放った〝ホークガトリング〟を同時に真似した上に、モチの特性を使って複数の腕で放ったのでした。
そして「能力的にも・・・お前にできておれにできない事はない」と行っています。
更にはルフィよりも大きな〝エレファントガン〟を放ち「これでいいのか?エレファントガン」と。
(引用:87巻 879話〝ビッグ・マム3将星 カタクリ〟)
モチモチの実がゴムゴムの実の上位互換であることが確定です。
【追記:2018.12.27】
互換性あり!と自分の中で決定づけたのですが「それは違うやろ!」の意見が多く(; ̄ー ̄A
もう一度考えてみました。
餅がゴムの上位互換であるということは、ゴムに出来ることは全て出来なくてはなりません。
で、カタクリ本人は「能力的にも・・・お前にできておれにできない事はない」と言っているわけですが・・・・ありますね(;’∀’)
餅に弾性(もとの形に戻る性質)はないですし、餅は絶縁体でもありません。
よって、互換性は無いって事になりますが、一応、カタクリのセリフを尊重し、餅がゴムの上位互換である可能性を秘めたココに載せておきます。
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互換ぽいけど違う悪魔の実
これも上位互換かな?って感じがするけど、完全に違うなって悪魔の実をご紹介します。
管理人の独断と偏見的なところも多いです。
バラバラの実 > ベリベリの実
今や七武海の一角となったバギーのバラバラの実と、エニエスロビーからの脱出時に海軍の中にいたベリーグッド大佐のベリベリの実です。
バラバラの実はご存じ自らの意志で体のパーツをバラバラに出来ますし、斬撃を受けて切れてもべっちょありません。
一方、ベリベリの実のベリーグッド大佐はフランキーのパンチをくらって自らの意志でか、その衝撃でかは分かりませんが体のパーツが球体になりバラバラになってます。
ちょっと似た部分はありますし、ベリベリの実の能力の全容は分かりませんが、バラバラになった状態が違うので互換性は無さそうです。
もし互換性があるとすればバラバラ時は球体に限らないバラバラの実が上位種でしょう。
パムパムの実 > ボムボムの実
元バロックワークスのMr.5のボムボムの実とドフラミンゴファミリーのグラディウスのパムパムの実です。
爆発と破裂ですね。
ボムボムは全身どこでも、鼻くそでさえ起爆することが出来ます。
一方パムパムは、自身はもちろん、触れたものも破裂させることが出来ます。
ボムボムの方がパムパムよりも強力そうですが、もし互換性があったとしてもボムボムは触ったものを起爆できないので、ボムボムが上位種にはなり得ません。
そもそも爆発と破裂は根本的に違うので、名称も似ていますがそもそも互換性はないでしょう。
ホルホルの実 > チユチユの実
革命軍のイワさんことエンポリオ・イワンコフのホルホルの実とトンタッタ族の王女マンシェリーのチユチユの実です。
ホルホルの実は自分であれ他人であれホルモンを自在に操つって人間を内部から改造することの出来る能力、チユチユの実はケガや病気を回復させることができます。
そして、ホルホルの実では治癒ホルモンを打ち込んで、自己治癒力(免疫力)を過剰に引き出すことで回復に導くことが出来ます。
一見、治癒能力のある二つの実に互換性がありそうな気もしますが、治癒に導く過程が全く違うため互換性はありませんね。
もし、互換性があるとするのなら、上位種は治療以外にもいろんなことが出来るホルホルの実となるでしょう。
ソルソルの実 > カゲカゲの実
四皇ビッグ・マムことシャーロット・リンリンのソルソルの実と元王下七武海のゲッコー・モリアのカゲカゲの実です。
ソルソルの実は自分のソウル(魂)でも他人のソウルでも、その一部を抜き出し、動物や植物、無機物にもソウルを入れて擬人化させることが出来ます。
一方カゲカゲの実は影を切り取り、その影を死体に入れてゾンビ兵したり、自分に取り込んだり他人に入れたりしてパワーアップすることも出来ます。
そしてソルソルは死体や他人にソウルを入れることが出来ません。
魂的なものを別のものに入れるという点で共通項がありますが、そもそも全然違う能力ですね。
ベタベタの実 > クリクリの実
ドフラミンゴファミリーの最高幹部トレーボルのベタベタの実とビッグマムの五男シャーロット・オペラの悪魔の実です。
クリクリの実ってのは管理人が適当に付けただけで、名称は明かにされてません。
ベタベタの実はベタベタの粘液を自在に操り、ベタベタしてるので物や人をくっつけたり、粘液を掛けて相手を動けなくしたりできる。
可燃性なので、火をつけると爆発します。
一方、オペラの能力ですが、ドロドロのクリームを浴びせられたルフィが痛がりますが、オペラが言うには「それが生クリームの・・・!!!甘いという力ファ!!」、「甘いクリームがスイートすれば、やがて体中が焦げ落ちるファ!!」と、ちょっと理解にしくいセリフを発しています。
(引用:84巻 845話〝タマゴの警備〟)
一見、どちらもドロドロとしたもので体を纏ってる感じで、そのドロドロやネバネバを相手に浴びせたりしますし、オペラの能力はまだ良く分からないところも多いですが、互換性は無さそうです。
ある意味上位互換?
ギロギロの実 > スケスケの実
ドフラミンゴファミリーにやむを得ず加入した、リク王の次女のヴィオラのギロギロの実とモリアの部下のアブサロムのスケスケの実です。
スケスケの実はサンジが唯一食べてみたいと思っていた悪魔の実で、その名前のとおり透明人間になれるもの。
そしてギロギロの実の能力は千里眼で、千里(4000km)先まで視線を飛ばすことが出来る他、透視も出来ます。
能力的な互換性は全くありませんが、サンジの夢を叶える能力として考えると、ギロギロの実はスケスケの実の上位互換となるでしょう。