(画像引用:76巻 754話〝お見知り置きを〟)
●能力者:カン十郎
●二つ名:夕立ちカン十郎
希美の妖怪(ワノ国内で18歳まで)
●年 齢:39歳(本来なら59歳)
●身 長:347cm
●誕生日:7月21日
●血液型:X型(A型)
●出 身:偉大なる航路(グランドライン)新世界 ワノ国 希美?
●所 属:光月家(赤鞘九人男) ※黒炭家のスパイとして
●懸賞金:無し
目次
フデフデの実の特徴
- 筆で描いたものが実体化する
- 実体化させた生物は意思をもつ
- 実体化させた食べ物は食べることが出来る
- 実体化しても絵なので水にに濡れると溶ける(墨次第かもしれない)
- 能力者の画力が実体化したものに影響する
フデフデの実の能力を使ったカン十郎の技
墨雲
長髪の髪の毛の先端から、墨のような真っ黒な雲がもくもくと湧き出てくる。
(976話〝お控えなすって!!!〟参照)
浮世夕立ち絵図
髪の毛からわきでた墨雲から、墨の矢を無数に降らす。
(976話〝お控えなすって!!!〟参照)
忍法〝目隠しの術〟
フデフデの能力に関係ないが、このときのカン十郎の意図は??
やったことは、りゅーのすけにて登象中、エテ吉が落ちてきたときに、後ろから「だ~れだっ!!」と錦えもんに目隠しする戯れ・・・。
(80巻 804話〝象の背の国の冒険〟参照)
絵を実体化させる
それ自体の技名は出ていませんが、フデフデの実?の能力の真骨頂です。
以下に、カン十郎が今までに描いたものを記載しておきます。
一応、描いた絵を技名の様に言っているのもいくつかあります。
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フデフデの術(能力)で描かれた絵
壁
カン十郎は、壁に壁の絵を描いて、その中に隠れていたのでした。
(76巻 754話〝お見知り置きを〟参照)
萵苣
カン十郎が初登場時に食べていたもの。
勧められた錦えもんは「おぬしのは腹に障る」と断っていた。
萵苣(ちしゃ)とは、つまりレタスやサンチュなどの葉物の野菜。
(画像引用:76巻 754話〝お見知り置きを〟)
抜け雀
壁に筆で描いた雀が抜け出して実体化する。
しかし画力が気の毒なので、雀だが飛ぶのが苦手そう。
(画像引用:76巻 754話〝お見知り置きを〟)
ハシゴ
ドレスローザの地下スクラップ場や、王宮の台地に上に登るためのハシゴを描いたが、線が歪んでいるので登りづらい。
(画像引用:76巻 755話〝男の世界〟)
ウソップの顔
シュガーを気絶させた、世界一辛い調味料タタババスコの塊を食べさせられたときのウソップの顔を再現。
これを人形として実体化したものを、ウソップが「必殺!! 遠距離〝蓑虫星(バグワーム)〟」で飛ばし、見事シュガーを捉え2度目の気絶に導いた。
この絵については、画力はそこそこあるように見える。
(画像引用:76巻 758話〝構わず進め〟 74巻 742話〝いつでもキミのそばにいる〟参照)
昇り龍(りゅーのすけ)
ゾウに登るために描いた絵。
サニー号の甲板に描いている最中は見ているものからヘビやトカゲといった予想が出ていたが実は龍。
実体かした龍を見たロビンは心の中で「かわいい」といって頬を赤らめ、絵に戻ったりゅーのすけに花を供えていた。
(画像引用:80巻 803話〝登象〟 804話〝象の背の国の冒険〟参照)
猫(ねこざえもん)
一度、下に落ちた錦えもんとカン十郎、それに上から落ちてきたエテ吉がゾウに登るために描いた絵だが、象主の噴火雨にて、再び落っこちてしまう。
木登り名人ということで、カン十郎はねこをチョイス。
(画像引用:80巻 806話〝右腹の砦にて〟)
虎(虎三郎)
一度、下に落ちた錦えもんとカン十郎、それに上から落ちてきたエテ吉がゾウに登るために描いた絵。
虎をチョイスしたのは、猫よりも強いからだろうか・・・
(画像引用:81巻 815話〝おれも連れていけ!!〟)
タイ
花の都に潜伏しているカン十郎は筆に奇妙な魚の入ったカゴをぶら下げて売っていたが、この魚は本人曰くタイ(鯛)。
残念画力の代表的な作品だが、子供は珍しがって寄ってきているし「どうお料理しようかしら?」と悩みつつも購入している人もいた。
(画像引用:92巻 929話〝ワノ国将軍 黒炭オロチ〟)
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カン十郎自身
絵に描いた自分自身が、まるで分身のように瓜二つに動いて話す。
(974話〝いざ、鬼ヶ島!!〟参照)
鶴
錦えもんに「腹の立つ!ずいぶん綺麗に飛ぶ鳥を描くものだな!」と言わしめる見事な絵。
しかも、水で墨が流れない様子。
(976話〝お控えなすって!!!〟参照)
カン十郎は、実は画力は相当なものだったのでした!
詳しくは下記エピソードにある追記で。
フデフデの実エピソード
カン十郎の能力の名称はまだ正式には出てきていません。
〝フデフデの実〟というのは管理人の独断と偏見で勝手に名付けていますが、かなりの確率で当たりじゃないかと思います。
このフデフデの能力は、なかなか使い勝手が良さそうですが問題はカン十郎の画力。
画力が乏しい故に、描かれたものが本来の力を発揮できません。
カン十郎は元々ワノ国の希美で、生きている者、死体を問わず、人の髪の毛を切って奪い、その髪で筆を作って売り日銭稼ぎをしていたのですが、ある日、光月おでんの髪を狙ったところブン殴られて、それ以降おでんについていくようになったのでした。
元々、迫害を受けていたようですが「自業自得だ」とおでんは言っています。
おでんと出会った41年前のカン十郎は18歳。
このとき、既に能力者であったかどうかはまだ不明です。
(95巻 962話〝大名と家臣〟参照)
【追記 2020.3.16】
ネット上では、多くの方が予想されていたように、赤鞘九人男の中にいるであろうオロチ側のスパイはカン十郎でした!
フルネームは「黒炭カン十郎」
(974話〝いざ、鬼ヶ島!!〟参照)
カン十郎は大衆演劇の一座に生まれます。
だから、あんな出で立ちだったのですね。
しかしオロチと同じく、黒炭であるというだけで迫害を受け、舞台上で両親を殺されました。
完全に心を失い、死に場所を探しながら何者かを演じる事で生きながらえていたところ、マネマネの実の前任者である黒炭ひぐらし達に知恵と力を授けられたオロチが近づきます。
そして、スパイとして本物の「光月」として生き、「光月」として死ぬという役を与えられ、おでんの家臣としてのカン十郎に成りきったのでした。
つまり41年前、おでんの髪を狙ってブン殴られ勝手についていったそのとき、既に能力者でありオロチのスパイだったのです。
(95巻 962話〝大名と家臣〟参照)
仲間になってからスパイになったのではなく、スパイとなるべくおでんに近づいたということですね。
思えば「過去迫害を受けていた」というのは、完全に黒炭である伏線でしたね。
あと、驚いたのはカン十郎の画力!!
誰にも絵だと気づかれることなく、動いて話すカン十郎を描いていました!
(974話〝いざ、鬼ヶ島!!〟参照)
そう、カン十郎の画力は決して残念などでなく、超一流の腕前だったのです。
では、今までは技と下手に描いていたのか?
いえ、それでも、絵心のある人の絵はそれでも上手いもの。
今まで、カン十郎は利き手とは逆の左手で絵を描いていた感じです。
この、和やかな食事風景では右手で箸を持っています。
(画像引用:95巻 963話〝侍になる〟)
ドレスローザで萵苣(ちしゃ)を食べているときも右手で持ち、ワノ国で魚の行商として動いているときも右肩に担いだ刀に魚のカゴをぶらさげています。
しかし、抜け雀を描いたときは左手で筆を持っています。
(画像引用:76巻 754話〝お見知り置きを〟)
昇り龍のりゅーのすけを描いたときも、左手で筆を持っていました。
確かに、箸も鉛筆も右だけど、絵を描くときだけ左という人も実際にはいますが、カン十郎はいざというとき自分の能力を悟られないため、ワザと左で描いて画力を偽っていた可能性が濃厚です。